EDGE STYLEが造るお家の省エネ性能について
一戸建ての住宅も省エネルギー基準に適合しているかどうかを説明する制度が始まります。
一昨年、建築物のエネルギー消費性能の向上に関する法律(省エネ法)の改正で
延床面積が300㎡未満の住宅、非住宅を対象に
現代の省エネ基準に適合しているかどうかの確認が義務化されました。
来月の法施行日以降に設計を委託された建物から対象となります。
要は、建てようとしてるお家の省エネ性能が
国の基準にしてる省エネ性能と比べた結果どうなの?
優劣を説明してね!
と、いう事ですね。
この制度の狙いとしては、
建築主の省エネに対する理解、自らが使う建物の省エネへの意識を高める事にあります。
ストップ温暖化 ってやつです。
住宅等の小規模建築物も地球環境改善、世界平和に貢献しましょうという事です。
すみません。世界平和は言いすぎました。(笑)
その省エネ基準とは、
外皮性能基準 と 一次エネルギー消費量基準
で、成り立っています。
わかりやすく順に説明したいと思います。
・外皮性能
外皮性能とは断熱性能の事で、UA値とηA値の二つで表します。
UA値:外皮平均熱貫流率
建物全体の断熱性能の事です。
値が小さい程熱が逃げにくく、保温性能が高いと言えます。
ηA値:平均日射熱取得率
建物全体の日射取得量の事です。
値が小さい程侵入してくる日射量が少なく、外部からの影響を受けにくいと言えます。
日本では北海道から沖縄まで環境や気温に差があるため、当然ながら地域区分別にUA値、ηA値の基準が異なります。↓
僕達は熊本市を中心にお家づくりをさせていただく事が多いため、地域区分の7に該当する事が多いですね。
EDGE STYLEのお家の断熱性能はというと。。。
UA値は 0.5 くらい
ηA値は 1.2~1.5 くらい
基準値よりもだいぶ低い値で、高性能なお家だと言えます。
地域区分2~3辺りの東北地方で建てても断熱性能基準は適合するスペックですね。
・一次エネルギー消費量
生活する上でどれくらいエネルギーを消費するかという事です。
冷暖房設備、機械換気設備、照明設備、給湯設備等で使うエネルギーがそれにあたります。
お家の燃費の事ですね。
光熱費に置き換えて考えてもいいかもしれません。
一次エネルギー消費量の計算には上記の設備機器類に外皮性能の計算結果を加味して算出します。
国が定めた一次エネルギー消費量基準値よりも、計画中の設計一次エネルギー消費量の値が小さければ省エネ基準適合となります。
はい、ここでもうピンとこられた方も多いかもしれません。
外皮性能(断熱性能)が高いと必然的に設計一次エネルギー消費量の値が小さくなる事が想像できます。
保温性が高く、外部からの影響も少ない建物では、
エアコンの温度設定も夏場は高めに、冬場は低めに設定しても快適かつ経済的に過ごす事ができます。
EDGE STYLEのお家の省エネ性能は?というと、
計算上では省エネ基準値より、約20%程の削減率が見込めます。
ただ。。。
この省エネ性能をお客様に説明する段階では、どんなエアコンを付けるのかまだ決まっていない状況がほとんどです。
よって、エアコンに関して省エネ性能は評価しないものとして算出しますので、
最低限の削減率を出していると捉えてもらっていいと思います。
お好きなエアコンを選んでいただけたらと思います。
逆にこの時代に省エネではないエアコンを探す方が難しいです。(笑)
ちなみに、ZEH基準と言われるものが、
・UA値0.6以下である事。
・基準一次エネルギー消費量から20%以上の一次エネルギー消費量が削減されている事
という点においてもEDGE STYLEのお家では基準をクリアしていますので、
後は必須である太陽光発電を乗せるだけとなります。
ZEHに関してはまた後日改めてお話したいと思います。
はい。。。こんなところですかね。
なかなか説明が難しいテーマだったのですがご理解頂けたら幸いです。